「らーめん 醤油」らーめん 三福
2018年10月3日 昼13時頃訪問
利府の無化調ラーメン店
宮城で10年前から無化調スープを提供、宮城無化調ラーメン店のパイオニア
「麺匠 ぼんてん」が2010年5月オープンなのに対して「らーめん 三福」は2008年9月27日オープンなので、恐らく1番最初に宮城で無化調ラーメンを始めたお店と想定される
そして、無化調である事を全面に押し出しお店を営業してきた
オープン当初は
「水、鶏のみのスープ」醤油味の「鶏そば」を限定20食で提供
やはり店主は「ロックンビリーS1」(兵庫)嶋崎順一氏から影響を受けてる模様
秋田出身、それ以外の経歴は不明です
さてさて
店前の駐車場に車を停めて入店すると、店内待ちが2名
1名と告げるとカウンターに案内されました
「らーめん 醤油」700円 大盛 100円 、細麺をオーダー
https://youtu.be/NHEYeIAnTfY
巨大な高台丼
スープはなみなみ熱々
熱々のスープからは湯気が立ち昇ります
豚バラ肉のロールチャーシューが2枚半
・ホロホロしながらも噛む程に肉の旨味も広がる優秀なチャーシュー
細切りメンマ
・シャキシャキ食感、程よい味付け
青葱、白葱
・香り付け程度
具は、至ってシンプルです
一杯が出来上がる行程
醤油ダレ
鶏油
スープ
自家製麺
具材
鶏油
という流れ
スープをいただきます
温度が熱々で、魚介の和風出汁とキレの良い醤油が染み込むように入ってきます
無化調故に、嫌な雑味がまったくありません
味が透き通ってます
何度か掬い啜ります
ベースとなる比内地鶏の鶏出汁の厚みは程々
あくまでも、昆布と鰹節で作られた魚介の和風出汁がセンターと感じるスープ
鶏油もジワーっと伸びやかなタイプではなく、最後のコク付け程度
・比内地鶏と生醤油の間を、魚介の和風出汁で繋いでいる印象
・鶏油はコク付け程度
・比内地鶏の優しい部分を全面に押し出した鶏スープ
この魚介の和風出汁は
鶏スープと醤油ダレ両方にブレンドされてそうなくらい味の印象の中心を担ってます
恐らく
ラオタ向きの味付けではなく、地域に根付いた食べやすさを重視
それ向きにアレンジされた「鶏そば」なのでしょう
その理由として
まるでお蕎麦の出汁の如くの「魚介の和風出汁」が中心を担ってます
この和風出汁に日本人は安心するという処をうまく付いている印象です
自家製麺
スープから持ち上げ啜りますと、口運びが滑らかでスルスルスルと入ってきます
舌触りも流れるように滑らかで、食感は歯に吸い付くような弾力と歯切れの良さが特徴的です
更には国産小麦の上品な風味が広がる非常に優秀な麺です
提供される前の店主の動きを見てましてら、茹で時間が凄く短い
1分も茹ででないのでは?というくらい短かった
小麦粉の淡白な麺肌を感じるのと弾力を伴い噛み切れる食感と啜りから、中加水率の感じが甚だ強い
加水率は33%程の中加水と推測され、切り刃も20番中細ストレートより下の22番断面角ストレート麺
中加水に加え、茹で時間が短い為、麺の歯切れが鋭いです
単純なパツパツではなく、弾力に富んでいる食感にプラスアルファー歯切れが非常に良く、噛み切る動作が非常に爽快であり、かつ更には上品な小麦の香りにも富んでいます
非常に優秀な中華麺です
個人的には
このスープには太麺ではなく、細麺オーダーをおススメします
後半、麺の小麦粉がスープに溶け込みスープが第二段階に突入
そうすると醤油の塩角が表情を出し始めます
他は前半と同様
個人的には
魚介出汁を入れない「水、比内地鶏、生醤油」のみの一杯を食べてみたいという願望があるが、それは無理そう(^◇^;)
更には
若干食べやすすぎて優しすぎる為に
そうではなく、地鶏の厚みのある出汁と鶏油の伸びに着目した「らーめん 三福」を食べてみたい
それも無理そう(笑)
あくまで
老若男女すべてが食べやすい一杯を提供するというポリシーを感じます
なので
昆布、鰹節と鶏出汁に醤油
これらを和風感全面型にバランス良く味わえます
バランス系鶏が好きな方には非常にオススメのお店です
油っこさもほぼないですよ
宮城の無化調ラーメンのパイオニア
更には宮城の「鶏そば」のパイオニア
敬意を払い美味しくいただきました
ごちそうさまでした
※3
麺はもっと点数高いです
若干、大人しすぎるスープでこの点数です
細麺と言わないと、太麺で提供される為、細麺好きはご注意を…