ramenhenzinのブログ

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「濃密な煮干しそば」中華そば いづる

2018年8月21日訪問

https://tabelog.com/rvwr/006636909/

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大門駅A6番出口を出ると、やったぜ!最高気温34度の炎天下に大好きなコンクリートー…はははははーき、つ、い、、、
まさに体力を削ぎ取って行くような日差しとコンクリートの照り返し、東京の夏のエグミを改めて実感
でも、今日は東京最凶暴と言われる煮干のエグミ苦味を食べて、塩分摂取するから大丈夫ー
意味わからん(すいません)


11時30分オープンの「いづる」に11時到着、既に先客2名が並んでます
煮干の香りが店外にプンプンプンプン漂います
異常な暑さとハーモニーし、かなり濃厚な空気感
やはりでも早めに来てよかったわー


ツイッターによれば、8月21日「濃密」40食、背黒・平子・鯖との事(背黒中心に組み合わせは毎日変わっている感じです)

 

お客は皆、大体11時前から「濃密」目当てにポツポツ並ぶと下調べしていて、「濃密」40食という事は恐らく12時30分には売り切れるんじゃないか?と予想していた為、早めの行動

 

オープンの11時30分には自分含めて12名が開店を待っていました

 

外にある券売機で「濃密な煮干しそば」880円を購入し入店
8名着席可能なL字型のカウンターで入り口側から順番に座らせられるルール


自分は3人目、10分程で着丼

 

店主さん、好青年な感じで爽やかですねー

 

 

 

「濃密な煮干しそば」880円

 

 

 

見た目は予想通り、深緑、緑黒いビジュアル(泥のようだと言うのが妥当かもしれない)
皆さん言うように、スープではなく「ペースト」のような感じの濃度
やはりやはりかなり濃そうです
低温調理の豚肩ロースと鶏ムネ肉チャーシュー、刻んだ玉葱、大葉の千切り、細長くカットした葱が2本、ナルトという具材が彩られております

 

 

先ずは「濃密スープ」を一口いただきます
濃いーーー何が?…①煮干の香りというより烏賊臭さ(良い意味での例え)②背黒のエグミ酸味(苦味はそれ程でもない…鶏白湯で中和されてるからかな?)③塩分濃度
先ずは①②③が半端じゃないです
①は②のエグミに寄り添っている感じで攻撃して来ます
その辺の煮干ラーメンとは破壊力、凶暴性が圧倒的に違います
でも、この「濃密」滅茶苦茶好きかもしれないー!!!!!!とファーストインパク
濾す作業が至極丁寧だからだと思われますが、スープに煮干粉末のザラつきはまったくありません
兎に角、ひたすら「へばりつくようにドロドロ」です

 

 

麺(140g)
持ち上げますと濃密スープがドロドロへばりついてきます
啜りますと唯のパツパツ系ではありません
低加水の茹で時間ジャストのパツパツではなく、茹で時間が短そうな「押し返し」があります
低加水ではなく中加水で茹で時間が短いからだと思われますが、噛む事に麺が押し返して来て面白いですし、濃密ドロスープを噛む事により深く味わえる仕様になっている印象です
工夫といいますか…随所に店主さんの普通では無いセンスが光っている感じですね
村上朝日製麺所の麺
切り刃は24番ではなく、22番手だと思われます

 

 

「濃密」
中身は、醤油ダレと鶏白湯に背黒・平子・鯖(8月21日)ですから、やはり動物系白湯(特にモミジ)をブレンドしないとこのドロは出ないのでしょう
しかし、鶏白湯はあくまで「濃密の補助」たる「厚み」なだけで、「濃密のメインの部分」で強く感じられるのは背黒中心の煮干です
動物白湯がブレンドされてると言えど、あくまでも「煮干の風味と旨味を力強く味わえる仕様」となっております

 

 

煮干スープにマストアイテムの玉葱、シャキシャキシャリシャリ食感が良く、食感と甘味で味の変化が楽しめます
低温調理の鶏ムネチャーシューはシットリした食感、豚肩ロースは厚めで噛む事に肉の旨味を味わえる感じです
細長くカットした故の効果と思いますが、葱の辛味がシャキシャキと面白い味変でした
埋もれがちな大葉も僅かながらに和風味の変化を演出
ナルトは見た目の色合い彩り役(黒めの深緑にピンク)だけなんでしょうね

 


まさに「ズルズルズズル」じっくりじっくり「濃密」を至福に有難く啜り、スープは残ったものの麺がなくなりました

これだと「濃密」が勿体ないとなり、替玉を注文

 

 


替玉 100円(140g)

 

 

 

和え玉200円だと細麺か中太麺か選べる見たいですが、替玉は細麺のみとの事
直ぐに出来上がり鉢に目を配ると、麺には煮干の粉末が若干添えられてます


和え玉と違って、醤油ダレもオイルもナッシングなので、直ぐに「濃密」にドボンし掻き混ぜます
やっと「濃密」のスープの残りが無くなり、麺と混ざり合わさりました


140gだとどうしてもスープが残っちゃう感じの為、スープ勿体ないと思うなら替玉和え玉の追加注文は必須な感じです
「濃密」スープだけ嗜むというのが、掬い難いし何かおかしい感じです
「濃密」スープもあくまでも「麺」ありきの存在なのでしょう


この「濃密」ドボン後、何度か啜った後に、卓上の烏賊昆布酢を回し入れると最強の味変化となります
烏賊の風味に酢の酸味が「濃密スープ」に絶妙にマッチング!若干、爽やかになります
この啜り煮干好きにはヤバ過ぎでしょ(ニヤ笑)

 

皆さん、言っている事と思いますが、煮干ダメな人は絶対に食べない方がいいと思います
スープ一口で終わるかもしれません
代わりに煮干好きは絶対必食の一杯と心から思いました

 

たまらなくおいしかったです
うますぎて震えました(笑)
満足、ごちそうさまでした

今回、東京訪問のメイン「中華そば いづる」
今迄、無化調「水、鶏」スープに生醤油のらぁ麺が個人的には最も好みなラーメンスタンダードでしたが、「中華そば いづる」のインパクトと味は、異端特殊系ながら上記スタンダードに匹敵位置するくらいのインパクトのある強烈なおいしさでした
異端特殊系だけで言えば、これを超える一杯は当分無いと予想されます(もしかしたら一生ないかも…)