ramenhenzinのブログ

鶏 豚 魚介 カエシ 啜り命

「ホロホロ鳥と佐々長生醤油」に干し屋SINCHAN

2018年7月15日 深夜訪問

https://tabelog.com/rvwr/006636909/

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「今日から」の次は予定に決めていた「に干し屋SINCHAN」へ向かいました

 

15日夜、本当は「麺極 はなみち」(23時まで営業)で「煮干王」を食してから、「今日から」(日曜休みだが連休の場合は連休最終日)で食して、「に干し屋SINCHAN」(深夜AM2時頃まで営業)という連食予定でしたが、盛岡到着が予定より遅すぎた為「麺極 はなみち」が既に終わってました
残念だがしょうがない

 

盛岡15日22時30分~16日13時頃迄という限られた時間の中で、行きたいお店の中でも営業しているお店を厳選する強行突破的スケジュールなら予期せぬ事も多々起こる
それも「短時間強行突破型プチラー旅」の楽しみの1つ

 

15日24時頃、ナビに従い向かうも場所は盛岡中心地?歓楽街、アーケードを徐行しながら向かう為、切り返しが上手く効きません(--;)
「場所はこの辺り」という近隣の有料Pに停めて、夜な夜な仙台で言う国分町のような歓楽街をふらつきます
日付は連休中日の深夜、人種も多用、皆酒に酔いしれ、ハシゴ飲みの次の店を探す人達や多種多様な人達が行き交い街全体を司る各種ネオンライトが眩しい街並み

とあるビルのテナントの一角にありました


先客は多数
さすがは歓楽街で深夜まで営業しているラーメン屋と思い入店

食券機で迷わないように、事前に食券機の被写体を見て、いざ食券機へ立ち向かうもやはり迷う(--;)
「しんちゃん醤油」にするか…「ガチ煮干し」も惹かれる…「ホロホロ鳥 昆布水つけ麺」もいいなー(--;)

 


迷いに迷って「鶏と生醤油」に一番惹かれて「ホロホロ鳥と佐々長生醤油」950円を発券

 


着丼
「麺は柔らかめに茹でてあります」との事
ぷ~んと鶏油の香りが広がります
濃いめの琥珀色のスープで視覚認識だけだと濃厚そうに映ります
宮城だと「志のぶ本店」醤油ラーメンのような色合いです
美味しそうです

 

 

スープ
見た目とは裏腹、当然とは思いましたが全然こってり濃厚ではありませんね
鶏清湯で鶏油の香りと丸鶏の旨味にシャープな生醤油のカエシがキリッとしており鶏と醤油が均等な感じでブレンドされた様な生醤油でキレがありつつも円やかな旨味が口の中に広がります
そして後味には若干の甘みが伴いますね
「水、鶏、醤油」
無化調で後味に雑味がなくスッとしておりますが、余韻が良い意味で甘味を伴い重めな感じです
各種素材の旨味の主張がはっきり解りやすく伝わってくるわけではありませんが
鶏の香りと生醤油を楽しめるスープです

 



スープから麺を持ち上げ啜るとツルツルとした舌触りで喉ごしも良い食味です
確かに「柔らかめ」ではありますが、程よく「コシ」がある為、逆に「柔め」にした事により「口に含んでから舌で触り噛んで呑み込むまでの行程」が良い意味で軽く、150グラムの麺量より少なく感じ味わえる印象です
切り刃22番手、加水率35%から後半辺りの多加水よりの中加水、細ストレート麺
「吉清水製麺の特注麺」を使用との事
確かに「麺単体で個性の強い印象」というよりも「スープを際立たせる為の麺」という印象、又は「スープと麺のバランスをセンターに考えられてる」という印象でもない、店主が言うようにあくまでも「スープを際立たせる為の麺」という印象がピタッと填まりますね

 


丸鶏はキジ科の「ホロホロ鶏」
沸騰させないようにスープと鶏油をじっくり抽出しているとの事です
花巻市「佐々長醸造」の生醤油、木樽の中でじっくり熟成させたという生醤油「佐々長生醤油」(無添加)を使用、コクと独特のキレを活かす為、火入れはしていないとの事です

 

岩手のお店は
食材が出来上がるまでの作業行程、こだわり等をキチンと説明書きしてくれるお店が宮城よりも多い
上記があるだけで
食の楽しみ方が拡張するし、食材を作る作り手の思い、食材同士を組み合わせてお店の味に独特する店主が伝えたい味等を想像しながら味わえる


お店によっては
麺、切り刃加水率等まで説明書きしてくれる処もある
自分としては上記、嬉しい限りなんです
「店主の伝えたい味」と「自分が味わった味の印象」の「擦り合わせ作業の効率化」が図れ、効率的な事により「上記擦り合わせが違った時の擦り合う部分と擦り合わない部分との整理分別」が効率的になる
何より「作り手の思いに寄り添いながら味わう事」により、自分の中で味覚嗅覚視覚を通して、新しい感覚を覚醒する事が出来るわけです
そういう意味で嬉しい限りです

 

話を戻して
豚肩ロースのチャーシュー
色が軽い焼き色になるまでギリギリ低温調理したチャーシューかな?厚みがあって柔らかい噛み応えに頬張ると脂が口の中で広がり旨いですね
鶏ムネ肉のチャーシューはしっとりとした舌触りでこれは中々の美味ですね

後半になってくるとスープはキリッと感よりも生揚醤油のような円やかな感じが全体印象として際立ってきます醤油に火入れをしていない効果による良い意味での角々しさの低さ弱さな気もします

 

無化調「水、鶏」という極シンプル構成故に
一杯という全体印象から演繹して各種素材にスポットライトすると
各素材のダイレクトな旨味が帰納した後の全体印象にもうちょっと欲しいかな?という感想
上記、極シンプル構成は極めて奥が深いと思います

美味しくいただきました
ごちそうさまでした