ramenhenzinのブログ

鶏 豚 魚介 カエシ 啜り命

「地鶏そば」鯛だしらーめん めんや 薫寿

f:id:ramenhenzin:20180810104343j:imagef:id:ramenhenzin:20180810104359j:imagef:id:ramenhenzin:20180810104420j:imagef:id:ramenhenzin:20180810104431j:imagef:id:ramenhenzin:20180810104452j:imagef:id:ramenhenzin:20180810104457j:image地鶏そば(醤油味) 700円

https://tabelog.com/rvwr/006636909/


角度が高く口元が反った形の多用丼
底も口も広い為に鶏と鯛がぷ~んと香り立ちます


お店の雰囲気も和を基調に洗練された印象ですがこの一杯もそうです


まずはスープを一口いただきますと
上面の鶏油がかなり高温と気付きます
うん
鯛の甘みと鶏の香りの融合が品が良く美味
鯛ガラをベースにした鶏のスープらしいです
しっかりとコクもあります
底も口も広い丼だとスープを大量投入でき香り立ちも良いですがスープが冷めやすいという欠点があります
それを鶏油の膜が防いでますね


続いて麺を啜ります
切り刃20番手、加水率38%程の中加水、断面は角の中細ストレート麺
啜りは多加水よりの中加水でツルツルしており
食感はコシと弾力がありモチモチ喉越しも抜群です
特筆すべきは中細ストレート角にも関わらず、モチモチ感が強い処
小野屋の麺にツルツル啜りと弾力食感を加えたような印象


スープには鶏ササミ、舞茸、水菜、大葉、柚が彩られ何ともお上品な塩梅です
随所随所に思慮深い工夫が見受けられますね
鯛と鶏に舞茸と大葉の風味が合い重なりさらに風味豊かな仕上がりになっています
柚も柑橘アクセントとして優秀な存在
醤油ダレのカエシも淡口だが角が立たずスープを邪魔してないです


シンプルな中華そばというコンセプトが根底にありつつも
基調となる鯛を失わないようにと思慮深く和風な足し算が成された一杯


総じて
和が散りばめられた鯛ベースの鶏醤油そば
鯛という共通点においては有名な杉のやと同類に分類されるが目指している先が違う印象


杉のやは鯛を最大限に活かした調和だが
薫寿は鯛を基調に和風の足し算が成されている


美味しくいただきました
ごちそうさまでした