ramenhenzinのブログ

鶏 豚 魚介 カエシ 啜り命

「冷やしらーめん」麺匠 ぼんてん

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土日は通し営業の為、いつでも立ち寄り易く嬉しいです


宮城の無化調らーめんのパイオニア「麺匠 ぼんてん」
近くには「くろく」もあります

入店すると時間も時間だけに先客は数名

迷わず
冷やしらーめん 800円 大盛 200円 260グラム 醤油を注文


着丼
口の小さめの切立丼
なので、なみなみスープではありません
その必要性も無いし、此れで良いと思います
醤油感をビシビシ感じる濃いめの琥珀色のスープにキメ細やかなオイル(煮干オイルとの情報)が浮いています
スープには青梗菜、鶏むねチャーシュー、メンマ、葱が並べられています

スープを一口いただきます
おーー濃いめの見た目以上に醤油感が強いですねー
キリっとしたというより重めの醤油ダレのカエシに渋味苦味も感じます
煮干オイルと豚清湯にコクの下支えを頼んだ「種鶏」清湯スープが旨味のセンターを任され、味の彩りとして魚介スープ昆布の深い甘味、煮干と節系の風味や旨味もキチンと感じられる仕様となっております
所謂、配合は至ってオーソドックスそのものですね

弓削田醤油の「吟醸純生しょうゆ」を使用、火入れをしていない為、生(なま)醤油


オーソドックスと言えど
味わいは「ボヤけ気味のバランス系冷やし」ではありません
旨味がキチンと抽出されています

まず口に含むと
醤油の旨味が苦味渋味を伴い、オイルと寄り添い豊潤に口の中に広がります
華やかとは行かずとも出汁がキチンと抽出された鶏の旨味と煮干と節の旨味がオイルと相乗し風味として鼻腔に抜けて行きます(風味が相乗、舌で感じる旨味は相対)
麺を啜るとその相乗効果は、更に増して行きます
羽田製麺無添加、全粒粉、切り刃22番手、若干手揉みが施された中加水中細縮れ麺、断面は角
スープから持ち上げると「硬そう…パツパツしてそう…」とビジュアルするのだが、啜ると全然違います
初噛ブチッとした食感で噛む毎にモチモチです
このモチモチ食感の中、小麦粉の香りに煮干と節の風味が便乗、喉越しも良く非常に心地良いです
素材の味わいが繊細ながらハッキリと味わえる冷やしです
そして、何より涼んで旨味十分で美味しいですね

加水率は33%くらいで「低加水寄りの中加水か?」と思って、後で店主に確認したら「39%か40%」との事
ほーーモチモチ食感はこの加水率に隠されてるのかな?水分が多めに含まれる事によって、モッチリし全粒粉特有の生々しい小麦の香りを、モチモチ噛む毎に味わえる仕様という事かな…
スープと麺のバランスが良いですねー


大振りの青梗菜が良いですね
冷やしにピッタリ
シャキッとした冷えた青梗菜の食感と大地を感じさせる緑黄色野菜の色合いがスープの旨味を吸い、涼みを増加させています
メンマはコリコリ食感で、低温調理された鶏むねチャーシューはしっとりとしており、ハーブか何かで味付けされた爽やかなスパイシー感が噛む毎に味わえますね
美味しいです

麺量260グラムもあっという間に完食
スープまで完飲

無化調だけあって、素材の出汁の出方が違いますね
「旨味の立ち上がり感が違う」とでも言いましょうか…
まあ何より、無化調以前に出汁をキチンと引いている、又は抽出しているという事だと思いますが…「ぼんてん」の「冷やしらーめん」は「素材の出汁がキチンと抽出されたバランス系醤油全面型無化調らーめん」だと思いました

非常に美味しいです
心地良く涼みます
無化調効果で、食後もお腹は一杯になるも口内も気分もスッキリしています
ごちそうさまでした