「醤油らぁ麺」麺匠 独眼流
2019年9月26日オープン11時訪問
宮城県登米市から宮城県仙台市泉区福岡へ移転した「麺匠 独眼流」
国定公園の土地ゆえに移転に時間がかかった様です
ホントは5月くらいに移転する予定だったと店主が言います
いやいやいや様々な苦労に労いを伝えました
ホントに移転オープンおめでとうございます
大自然の息吹を感じる泉ヶ岳の麓
広がる麓の囀りに圧倒的な景観
そこに割烹麺料理屋が突如として現れます
店内はまさに料亭や割烹料理店の雰囲気
店主も白いコックコートに引き締まりを魅せます
店主に挨拶
笑顔で向かい入れてくれました
醤油らぁ麺 1000円
https://youtu.be/VDRN7ykMYpc
強気な値段設定ながら中身を見れば然るべき
北海道産「春よ恋」「ハルユタカ」、香川県産「讃岐の夢」をベースにその時々の良い小麦粉を独自にブレンド
切り刃20番手、加水率41%、鹹水2%の細ストレート角麺、朝製麺し立ての麺
逆浸透膜水使用、比内地鶏、名古屋コーチン、青森シャモロックをベースにイベリコ豚、北海道産真昆布をブレンドし最適な温度管理で丁寧に出汁を抽出
群馬県産生揚げ醤油、埼玉県産再仕込み生醤油など、数種のなま醤油をブレンドする事でキレ、コク、深みなど立体的な醤油感を創出
切立丼からコンパクトながらワイド感のある多用丼に変わってます
具は燻製豚チャーシュー2枚、メンマ、味玉ハーフ、三つ葉、小口切りの青葱
濃い醤油色の無化調スープ
いただくと初動は円やかな醤油感
立体的な醤油感と言う様に徐々に徐々に醤油が深まって行きます
キレというよりも醤油の香り、コク、深みが徐々に徐々に深まりを魅せるスープ
醤油に奥行きがあります
塩気はほぼ感じません
鶏油との相乗は陰りを見せ、鶏出汁が醤油と一体化を呈しています
醤油が軸のために鶏出汁が醤油を引き立てる構造です
イベリコ豚や昆布はまず感じる事が無い暗示的な下支え
朝製麺し立てのフレッシュな自家製麺を啜ります
テボから平ザルに変えて、茹で湯の中で麺を泳がせ一杯一杯茹で上げる凝り様
滑らかな啜りが極まってますね
多加水麺を茹で湯でシッカリ泳がせるために水分をしっかり含有
さらにテボから平ザルに変えた事により麺全体が空気をシッカリ含み、湯切り時の茹で湯の落とし感も均等に変化
故に滑らかさが極まる啜りに変貌
以前もほぼ極み唄える滑らかさでしたが、今回は極まる滑らかさとしなやかさ
滑らかな啜り極まり、流れる様な舌触り、空気を含み感じつつ小麦香る食感、滑らかに流れ落ちる喉ごし
そんな感じです
超絶品の自家製麺です
燻製豚チャーシュー
シットリ柔らかくスモーキーな香りに
肉の旨味が広がります
だいぶ柔らかくなりました
味玉ハーフ
トロけ落ちる系ではないものの濃厚な黄身
メンマ
スープを邪魔しない味付けに太めながら柔らかい食感
普通のラーメンに比べてホント極まる美味しさでしたが、高い次元で個人的に正直感じた処
①鉢の大きさの割に具が大き過ぎる、そして具が多過ぎるので麺を味わうためのスープを楽しみ難い。着丼したらまずは丼から放たれるスープの香りが欲しいと個人的には思う。清湯醤油にも関わらず鉢からスープを感じ難いという自論。
②麺主役の作りで啜りの滑らかさからしても極まる麺料理で絶品なのだが、鉢に向き合った時のスープのワイド感が足りない。麺を味わうという事はスープを感じるという前提条件がクリア―されての事だと思う。そのスープをワイド感を持って感じ難い。ゆえに麺料理感が弱まっているという自論。
ここが食べログ個人指標4.8以上の「らあめん サンド」と「飯田商店」との圧倒的な違いと個人的には認識しています
鉢の中で麺が泳ぐ様に存在するのが「らあめん サンド」「飯田商店」、スープの中で麺が泳ぐから麺料理
しかししかし
それは超高次元の話
麺匠独眼流はこれからもどんどんどんどん進化して行くでしょう
そしてあくまでも個人的な感想であり、好みの話
極めて美味しくいただきました
ごちそうさまでした
そして移転オープンおめでとうございます^_^
https://youtu.be/VDRN7ykMYpc
上記では動画で紹介しています