「煮干拉麺」麺屋十郎兵衛 盛岡南店
2018年9月21日 朝 8時30分訪問
昨日に引き続き朝訪問です
昨夜は「麺肴 今日から」の後、PM 23時30分頃、毎度の喜盛の湯に到着
サウナと風呂に入り30分で上がってしまい、畳の和室休憩所でAM2時まで爆睡
その後、快活クラブのシート部屋に移動し、また爆睡
朝7時頃から8時過ぎ迄、「南部屋路ばた 盛岡市上太田店」のレビューを書いて、「麺屋十郎兵衛 盛岡南店」へ出発
7時台は混み合うものの
8時台は空いていると伺ってました
先客は0です(9時以降は混み始めます)
「おはようございます」と及川店主に挨拶し、ニコッと笑みで返していただきました^_^
今日は十郎兵衛のスタンダードとも言うべき「煮干拉麺」(スタンダード)を食べようと券売機で発券
食券を及川店主に渡す
10分程で着丼
「煮干拉麺」700円
https://youtu.be/4DRRwijQiWw
濃い土留色に濁ったスープ
鶏ムネ肉チャーシュー2枚(意外)
細切りメンマ
海苔、青葱、玉葱ペースト
嬉しい煮干の香りが立ち上ります
スープをいただきます
奥行きのある甘味と煮干の旨味だけが広がってきます
エグミ苦味は甘味で相殺されている感じです
見た目に反して、すごくサッパリスッキリ
しかし、煮干オイルが効いており、しっかりコクも兼ね備えております
これはアニマルオフかと思ったら、やはりそうらしい
アニマルオフ淡麗煮干ですね
白口、平子、伊吹いりこ等(季節や入荷状況により変動します)の煮干を昆布と一緒に白濁させず火入れするらしいです
ビジュアルが濁ってる理由は、煮干オイルを濁らせてるからとの事です
代わって、「煮干拉麺(あっさり)」は煮干オイルは濁らせないよう施して提供との事
ベースとなる「煮干と昆布のアニマルオフスープ」は「スタンダードもあっさり」も同じものを使用との事です
醤油ダレは数種類醤油ブレンドした液体に、昆布をメインに数種類魚介を配合
ですので
ベースのクリアーな煮干スープに昆布
醤油ダレのカエシにも昆布
昆布の2度攻めで煮干を包み込んでいるのが特徴的です
醤油ダレのカエシは甘味の繋ぎ役程度の印象
十郎兵衛の淡麗煮干初めて食べましたが、アニマル白湯(鶏白湯の甘味が特徴的)にしてもアニマルオフ淡麗煮干(昆布の甘味)にしても、甘味が伴って食べやすくされてるあたりが女性でも食べやすい味
これが十郎兵衛らしい美味しさですね
当然、無化調ですよ(油そばの醤油ダレ以外は全て無化調)
※
アニマルオフ淡麗煮干は、鶏豚骨のように甘味が伴うというより、昆布の奥行きある甘味が煮干のエグミ苦味を優しく包み込んでいるという感じです
秋田本店から仕入れた自家製麺
こちらは切り刃22番手、加水率30%の低加水(27%〜30%と変動有)、中細角ストレート麺
熟成効果か…低加水のパサパサした感じがまったくなく、中加水レベルの程良い水分をまとったスルスルした啜り心地とシコっと噛み切れる食感があります
煮干の香りと旨味をまとった麺をシコッと噛み切る食感
昆布にコーティングされたスマートな煮干を堪能出来る麺ですね
美味しいです
細切メンマはシャキシャキ食感
玉葱ペーストはスープの甘味を補助
昆布締めされたであろう鶏ムネ肉チャーシューはパサパサ過ぎずシットリ過ぎず、程良い塩気で食感にも旨味にも味変化に貢献
海苔は麺を啜る時、麺に包み込むと海苔の風味で啜りの味変演出
それにしても
凄いと思うのが、限定やゲリラ含めるととてつもないメニュー量になるのに、油そばの醤油ダレ以外は全て無化調という処
ベースの作りは基本同じで、そこから先は応用だとしても、このメニュー量に対して、無化調徹底主義には頭が下がる処
十郎兵衛のメニューは、アニマル白湯系、アニマル白湯煮干系、喜多方肉そば等の化調もバリバリ合いそうなラインナップ感がある
にも関わらず、頑なな迄の無化調への拘り(及川店主はサラッとやってのけちゃうのかもしれませんが、一般論的に言って凄い)
無化調で、美味しく味をまとめてくるのだから、これは本当にスゴイものがあります
味の決めてに化調してしまえば、簡単
で、それなりに簡単に美味しく見せる事は出来る
化調しないと味が凸凹になってしまう、だから化調して凸凹を均一にする
しかし、化調しない美味しいお店は、その凸凹を組み合わせで解消している
それを、これだけのラインナップで貫いている事に感心です
またまた恒例の及川店主との談義も笑い咳込む程に盛り上がり
嬉しい限りです
味もさるとこながら、接客たる人当りがピカイチに素晴らしい及川店主
また来ます
どうかお身体にだけは気をつけて
最後に
及川店主に手を振られ、私は深々とお辞儀をしてお店を出ました
最後までコント風の掛け合いで、最高です
及川店主、ありがとう
美味しくいただきました
ごちそうさまでした