ramenhenzinのブログ

鶏 豚 魚介 カエシ 啜り命

「煮干しそば」南部屋路ばた盛岡市上太田店

2018年9月21日 14時頃訪問

 

11時オープンな為、「らぁめんサンド」(11時30分オープン)の前に食べるつもりが、予想以上に「昆布水つけ麺」のレビューに苦戦し、「路ばた」到着の12時過ぎには駐車場が満杯

 

さてさて
このまま並んで「煮干しそば」「すだちと秋刀魚の塩そば(限定)」と連食するか?
それか「限定麺」食べて、サンドへ移動、時間を置いて再度「路ばた」へ戻り「煮干しそば」を食べるか?
並ぶ時間がもったいないとなり、サンドへ出発(これが後々、最大の不幸を招く事となる…大袈裟)

それでサンドの「煮干しそば」を食べ終わり、「路ばた」へ戻ると、時間的に駐車場はやはり空いておりました

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しかししかし
ガビビビビビビビビビビビーン
「すだちと秋刀魚の塩そば(限定)」→×
「今日はたくさん出たので売れ切れです」と女性スタッフさんからの伝言
わーんわんわんわーんわんわん(涙)
その場で泣き崩れました…だとしたらキモイですね(笑)今これを見てくださってる方をイライラさせるだけの為m(_ _)mもう小ネタは止めにしといてm(_ _)m

残念、しょうがない
俺が馬鹿だった

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しかし
最大のお目当てだった「煮干しそば」を発券し、女性スタッフさんに食券を渡す


「煮干しそば」750円
https://youtu.be/sZ95XdzaoZY

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濃い琥珀色のスープ
上面のオイルが熱々の温度を閉じ込め、極めて香ばしい湯気が立ち込めます
湯気に香味油の甲殻類を想わせるような香りが立ち上り、食欲をソソリマス

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麺の折り畳まれ方も極めて極めて綺麗です
デフォルトでハーフ味玉が付いてきます(これが絶妙な醤油漬け感で最高に美味い)


具は
ハーフ味玉、青葱と白葱の細切りの組み合わせ(包丁使いが素晴らしく、盛付のコントラストもセンス抜群で実に美しい)
赤身に適度にサシの入った低温調理の豚肩ロースチャーシュー
○淡白な味わい、恐らく、豚バラチャーシューとのバランスを考えての事と想像○
ホロホロ食感のイメージを誘う豚バラ肉チャーシュー
○スープのコクの一助ともなっており、ホロホロ美味しい脂身を味わうチャーシュー○

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スープをいただきましょう
熱々で非常に香り高いスープです
この香り高さは、第1に香味油によるものと想定され、第2に醤油と煮干の融合体によるものとも想定されます
香りの他に旨味としては、再仕込醤油の重量感のある旨味、煮干のビター感がその重量感のある醤油が重過ぎないようにと醤油感の脇を固め、両方がお互い相殺し合わず、両方が香り高さを持って味覚してきます
そして、香味油がコクで抜群に下支えし、とてつもない重層的旨味を表現している事となっています


うまーーーーーーい!!!!!(突然、文脈と違うキャラ登場、読み辛くてすいません^^;)


並みの腕なら
バランス感で表現せざるを得ない組み合わせですが
ちょっと偏った表現になりますが
バランスせざるを得ない組み合わせを、バランス感等もう凌駕してしまって、全部が全部主役でパンチを効かせてくる重層的なスープです


・中心は醤油の重く深い旨味、その醤油感を膜でコーティングするかの如くの煮干のビター感、更にコクとして香味油が下支えながら香り高さも発揮

券売機近くに配置されてる煮干しそばの説明書によれば○無添加煮干しをふんだんに使用した無化調無添加スープ。煮干しの状態に応じて温度を変え、おいしく食べて頂ける様にしております。麺は岩手県産「ゆきちから」をメインに、南部小麦の「ふすま」を練り込んだ自家製麺です○との事です

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このアニマルオフ淡麗煮干スープ
アニマルオフとは思えない重層感があり、香り高くコクがあり本当に美味しいスープです


・醤油ダレ…鶏そばと基本同じと想定され、生醤油、生揚げ醤油、再仕込醤油に乾物等をブレンド
・煮干…エグミ苦味の濃い出汁の片口イワシ(背黒)をメインに片口イワシ(白口)、平子煮干、ウルメイワシで纏め上げてる感じでしょうか?纏まりに昆布は必須との想像から昆布もブレンドされてると想像(これは根拠がまったくない為、主観的味覚による想像範疇に過ぎません)


もしかしたら
アニマルオフ淡麗煮干(醤油ダレ)と言えど
あえてセンターに重い醤油に置いてるからこそ、上手く出た煮干感なのかもしれません
逆に
アニマルオフ煮干(醤油ダレ)だから
センター煮干という如何にもな発想だと、どうしても醤油や昆布でバランスしてしまう為、逆の発想で醤油をあえてセンターに置いとくという発想が故に、煮干感が醤油や昆布に相殺されないのかもしれません(これは完全主観的視点なので悪しからず)

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自家製麺
岩手県産「ゆきちから」をメインに南部小麦の「ふすま」を練り込んだモノ
非常に面白い麺です
啜りは中加水のスルスル感がなのですが、食感が独特
この食感「ふすま」を練り込んだが故にと聞きます
先ずは、コシがありモッチリもしている
ここまでは普通ですが、ホクホクのジャガイモでも食べてるかのような不思議な食感があります
切り刃20番手、加水率35%、中細の角ストレート麺

この独特食感の自家製麺でアニマルオフ淡麗ながら重層的旨味の煮干スープを味わう至福
最高です

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正直
アニマルオフ淡麗煮干の醤油味では、今の処、自分史上1位のおいしさです

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大変美味しくいただきました
ごちそうさまでした

2日半かな?詰め込み食いも良いところでしたが(笑)最高に楽しい収穫大抜群の岩手ラー旅でした
「麺屋十郎兵衛 盛岡南店」及川店主、「麺肴 今日から」佐々木店主、相手してくれてありがとうございます
そして、いつも鋭いレビューに触発されてしまい無化調優良店の紹介力も素晴らしいhideyさんありがとうございます^_^
おかげさまで、充実した岩手ラー旅を抜群に堪能できました^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^
70キロの体重に反して、膨れ切った腹には、岩手の皆さんのおかげによる最高の旨味の全てが詰まってます^_^
そして、ワタクシは土砂降りの豪雨の中、盛岡〜大和町の170キロの夜道を、5時間30分下道で安全運転で帰るのでした(笑)ヒーヒーヒー(^◇^;)(笑)