限定「旭川ラーメン(醤油)」 麺ハウス こもれ美
2018年9月上旬訪問
こもれ美の店主さんと奥様は、「上々」の店主さんと8月下旬に北海道へ行ったみたいですね
その時、こもれ美の店主さんが、旭川に立ち寄り「ニューホームラン」で出会った味とマスターのおばちゃんにインスパイアーされて作ったのが今回の限定
ブログを読んでますとホッコリしながらも何だか切ない気持ちになります
https://ameblo.jp/hellsramen/entry-12402678886.html
それで、今回の北海道地震、おばちゃん大丈夫だろうか?
出来る限りお元気に無理をなさらず、愛で人を温めるラーメンをいつまでも提供して行っていただきたいものです
さてさて
6日と7日限定の「旭川ラーメン」醤油or味噌or塩と選べますが、らーめん変人は「旭川」故に醤油と決めてました
オープン時間11時に、車でお店に到着すると、やはり反響がすごく、10台停められる駐車場は一杯
オープン前から、外待ちが10人以上
近くでちょっと時間を潰して、再度11時過ぎにお店に到着
ハザードランプ待ちが自分以外に2台
15分後、ようやく駐車場が空き駐車
その後、食券を購入し、店外で10人目で待つ事10分後、奥様に案内され店内へ
最初カウンターを案内されたが、荷物があるとの計らいで2名席のテーブルへ案内される
荷物なんて大丈夫なのに…と思いながら、奥様の恐縮な計らいに甘んじ2名席テーブルへ1人で着席
10分程で着丼
限定「旭川ラーメン(醤油)」 600円
https://youtu.be/gbOYmebX1PM
今日はレギュラーメニュー全部廃止
「旭川ラーメン」一本の日
ビジュアル
ツイッターで見てた通り、醤油にも関わらず、味噌スープとも取れる濁り感
多めのラードが膜となり、スープの温度を閉じ込めかなり熱々そうです
具は至って昔ながらにシンプル
メンマ、葱、豚肩ロース?かな
まずはスープをいただきますと、やはりかなりの熱々ですね
「旭川醤油」がコンセプト、店主がおばちゃんのレシピを問診しながらも自分なりに「ニューホームラン」に近づけたとだけあって
「豚白湯と豚清湯の中間のような寸胴の火加減と火入れ時間」「醤油ダレの塩味の強さ」「ラードの風味とコク」が、複雑さを皆無にシンプルに味覚されます
明らかに「ストレート」と感じる一杯
極寒の地の身体を一気に温めそうな脂と塩分の織り成しに、ある種の郷愁じみた味を超えた風土的深みを感じます
すごくおいしいです^_^
醤油ダレも豚チャーシューで煮込んだタレを「味付け」として、スープに彩っているわけですから、「カエシ」というより「味付け」として機能しています
麺
クチナシ色素がブレンドされたかなり黄色味がかった中細縮れ麺
切り刃は22番手と思われ、加水率は30%程と思われます
20%後半台程のパサパサパツパツ感はなく、水分を熟成の中で更に含んで行った麺という感じ
熟成によって得られる「弾力やコシ」は、ほどほどな感じ
あくまでスープを味わう為の「持ちあげの良い縮れ、纏いやすい加水率」で「弾力、コシ」もほどほどなのは、あくまで「塩味の強い熱々スープをダイレクトに」が旭川だからだと感じた
食べ進めて行けば行くほど
甘めながら鼻に残る癖のあるラードの風味と煮込んだチャーシューから取った醤油ダレの強めな塩分が、だんだん癖になってきます
じっくり冷え切った身体を、一気に温めるに必要なストレートな味が詰まってます
味を超える味わいを感じます
一般的な「旭川ラーメン」の場合
鶏ガラも入り、豚ガラの清湯スープは香味野菜でキチンと臭みが消されて、消された分、節や煮干で味の広がりを表現するみたいです
しかし
この「旭川ラーメン」は、上記すら不要のような「豚ガラスープ、醤油ダレ、ラード」という感じ
当然、化調や無化調を論ずる一杯ではない
当然、化調です(笑)
極寒の郷土に根付いた歴史を感じさせる一杯に感動です
胸に響く一杯でした
ごちそうさまでした