ramenhenzinのブログ

鶏 豚 魚介 カエシ 啜り命

「手打中華そば」とら食堂

2018年10月19日 PM17:30頃訪問

 

夜勤明け、今日は実家でシャワーを浴びてから、AM11:30南へ向けて出発

 

1軒目に行く予定だった「伊達屋」またもやスープ切れで終了
3回フラれてます(笑)ハードル激しく高い、完全にオープンと同時に並ばないと保証がない印象

 

2軒目に行く予定だった「かまや食堂」も、通し営業と思ってたがこちらは臨時休業

 

この時点で15:30頃、さらに別候補等に行くとメインにすら行けなくなってしまうと思い、白河市の「とら食堂」へ

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16時〜18時営業が夕方営業と知っていたが、福島の南の辺鄙な場所という立地もあり、ギリギリ17:30頃の到着
土曜、さぞや並んでいるのでは?と想像してたが、以外や以外、ラッキーです
外待ちも店内待ちも無し、即着席

 

朝から何も食べてない為、腹減り過ぎて頭がおかしくなりそうな状況に、待ち無しという運の良い?場面に遭遇

 


「手打中華そば」700円 大盛190円を注文

https://youtu.be/nOkIo2tY3_0

 


無化調だというのは情報で知っていた
麺を粉から作るとの事
白河中華そばの代表格、レジェンドレベル
初めて食べるらーめん変人はワクワクワクワク

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10分程で配膳
厨房のお弟子さん?らしき方が運んでくれました

燻製豚ムネ肉チャーシュー4枚
軽く茹でられたほうれん草
メンマ、輪切の青葱、海苔、ナルトが具材


鶏ガラと豚ガラというスープをいただきましょう
何と!魚介の味がしません
ということは、動物系のみか?いやそうだよな、動物の味しかしません
そして、最初は醤油の酸味を強く感じます
鶏油が香り高く、伸びがあります

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豚ガラは完全に下支えに徹している印象で、鶏油以外の鶏出汁も厚みがあるというわけではないし華やかでもないが香りと確かなボディでバランスに貢献
あっさりなのにコクがしっかりある無化調スープですね

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・魚介を全く感じない面白さ、鶏、豚、醤油のみのバランスが良い
・鶏、醤油(生醤油?)の香りが素晴らしい、香り高い
・豚が下支えとしてバランスの中の一部に完全徹底
・全体としてパンチは弱いものの、香り高さを中心に繊細なバランス感が抜群、完全動物のみで魚介を使わないと徹底している処も興味深い
・あっさりなのにコクがしっかりある

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「無化調準(豚ガラ使用)鶏手打ちそば」という事か
大雑把にいえば「無化調鶏そば」
無化調とは知っていたものの、完全に意表を突かれました



とら食堂」の代名詞とも言える自家製手打ち手揉み縮れ麺
太めの手打ち縮れか?と想像してたら、結構細め、中細に近い中太の手打ち縮れ
縮れにもかかわらず滑らかな啜り、ピロピロプリプリモチモチ、小麦粉の香り立ちが良い、加水率は高めです

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茹で時間も長めな印象で、最初柔めの感じがしますが、プリプリ食感で柔めというファーストインパクトは相殺されます
小麦粉と水分の混ざり合わさり方が独特に感じるのは、生麺だからでしょう
手揉み縮れで弾力に富むとの端書だが弾力はそれほどでもない
しかし、体重をかけて青竹で伸ばしただけあって縮れの割に啜りは凄く滑らか
縦幅は手打ちらしい薄さ横幅も以外に短い為、ビジュアル的インパクトには欠けるものの、このスープにはピッタリ
横幅が短く縦幅も厚みを抑えている為、どんどんどんどん啜れてしまう、麺を連続的に堪能出来る、意味があり考えられた横幅だと思われます

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麺が完全主役と食べる前は想像するが、食べるとスープと麺のバランスの良さから、すごく考えられてる一杯だと認識

・麺を際立たせるには、スープはシンプルな方が良い。鶏豚醤油スープのスープ内の組み合わせとこの麺が非常に合っている。難解な状態にせず、麺をダイレクトに味わう為にはシンプルなスープが良いと納得

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海苔を麺に絡ませて啜ると、香りの良い海苔効果で味変

ほうれん草が甘い!何ともない普通の存在にも関わらず、野菜の青々しい自然の甘みが無化調スープの中で甘みで貢献

メンマは普通かな、食感に特別な独特感もない

燻製チャーシューは、パサパサではなく以外に程良い柔らかさを持った食感、淡白ながら肉の旨味まで存分に味わえます、他種チャーシューだと合わないでしょうと納得、スープを邪魔してないササミレベルの低い油身感、そしてこのくらい端整だとビジュアル的にも纏まりが良い

刻みタマネギをスープに入れるとほんのり甘くなります(鶏の香りとは違う路線にいる為、最初から投入はおススメしません)軽めの味変がなおの事良い

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ところで
鶏はおそらく「普通の鶏」ではないとおもわれます
いくら技が冴えるピカイチの職人さんでも、この鶏の香りと鶏油の伸びは「普通の鶏」で出すのは不可能、醤油もキレがあり香りも良いが生醤油感をアピールしてる感じではなく、醤油と鶏を相乗させてないのに、この鶏の深い味わいは、絶対地鶏と決めつけました(笑)
ネットだと名古屋コーチンとかの噂、聞けば良いものを初食で腹減りマックスで食事に夢中になり忘れてました

お店の雰囲気も荘厳としていて素敵です
荘厳性が、この辺鄙な場所にピッタリハマってますね

食堂系中華そばを強くイメージしていた為、良い意味で期待を覆されました
大変美味しくいただきました
ごちそうさまでした

https://tabelog.com/rvwr/006636909/rvwdtl/B393439288/