「醤油らぁ麺」麺匠 独眼流

2018年6月16日&7月27日 訪問実食

「水　鶏　醤油」
・スープ
丸鶏→比内地鶏、青森シャモロック、名古屋コーチンを使用
鶏ガラ→名古屋コーチン
・醤油タレ
岩手県産、埼玉県産、小豆島産の生醤油等を独自にブレンド
・自家製麺
北海道産「はるゆたか」「春よ恋」岩手県産「ねばりごし」を使用
・水
逆浸透膜水を使用
※無化調、無添加


「醤油らぁ麺」800円



まずはスープをいただきましょう
ジワーっと鶏油の余韻が食事中ずっと続きます
鶏油の旨味と風味が余韻しループしています
美味しいのは勿論だが本当に美味しいです
鶏ってこんなにネチっこく伸びるんだねー旨味が切れません…
ジワーっと切れる事がない華やかな鶏の旨味がいつまでも続きます


醤油は生醤油を複数ブレンド
生醤油といえど「き」と「なま」がありますね
「き」は火入れもろ過もされたもの、「なま」は火入れはされずろ過のみ(火入れもろ過もしてないのが生揚醤油)
岩手県産生醤油「き」、小豆島産生醤油「なま」、熟成生醤油「なま」、再仕込み生醤油
等を数種類ブレンド
再仕込み生醤油もブレンドされている為、生醤油のシャープなキレの中にも濃厚かつ円やかな余韻も強い

「和の引き算」との事だが、「引き算の到達泉の噴出のさせ方の魔術師、素材噴出魔術技」のような味わい
余計なものが無いとはコレゾ、余計なものは不要美の鏡のようです

スープ何度かいただく
お見事「重厚で伸びやかな鶏の旨味」に「キレと余韻の両面を兼ね備えた醤油」の相乗が至極絶品です



自家製麺
「啜るという味」を味合わせてくれます
一本一本麺が長いのでいつまでもスルスルスルスルと啜り時間が長いです
切り刃は20番手、加水率は38％の多加水、断面は角で長方形、かん水は２％以下、至極シルキーな色合いの中細ストレート麺
無添加だけあって、かん水臭さは皆無だし小麦粉の混じり気の無い透明な香りが味わえる麺
無化調スープとの相性は抜群です
朝に打ったモノをその日に提供、寝かせる事でコシを出すのではなく、麺に程良く空気が入っている事で優しくメレンゲのような舌触りになっているとの事
啜りが滑らか、舌触りが優しく食感が優しく適度にモチシコ、喉越しも良い
啜ると麺がスープを持ち上げスープと麺の一体感を楽しめます




和え玉　180円

豚と鶏をブツ切りにした欠片が散りばめられており、背黒煮干メインと思われる芳香な魚粉が降りかけられております
麺は上記同様
これが旨い(笑)
スープに浸かってない分、麺の表情が全然違う
麺肌の滑らかさというか啜りの滑らかさと小麦粉の香りがスープに浸かっている麺より更に強い･･･同じ麺にも関わらず、啜ると明らかに実感しますが長方形の角々しさも鋭利的、熟成させてない麺なのにシコっと噛み切れる
これは独眼流の自家製麺を存分に味わえる仕様ですね
スープを和え玉に回しかけ「背黒煮干醤油つけそば風」にして食したり、醤油スープに麺を投入し「醤油つけ麺風」にして食し、研ぎ澄まされた麺の純粋な美味しさを堪能し完食


気品がありつつも抜群に美味しいなー
この気品が割烹というやつですかねー
和え玉まで注文した方が自家製麺を断然楽しめます
しかも「鶏　醤油」にプラスで「煮干」風味までも楽しめます


鶏と醤油が相乗する一杯

※

店主は

休みの日などは、醤油の蔵を回ったり、気に入った鉢があれば買ってくる「暗い奴」と自分で言っていました

そんな事を言いながら、笑顔が素敵な店主がいいですね^_^